最後のお別れをしてきました。
さすがにみんながみんなインしていたわけではなかったので、
できる限りの人に。
最後に、
短い期間しかお世話になれなかったけど
猟団の方も自主退団という形で抜けさせてもらいました。
そして、
私が本当に毎日インするのが楽しかった頃の装備で、
HR100試験の気持ちで、
リオレイアを討伐に行ってきました。

これね、
普通に何だかよく分からないスキルばっかり付けて
何も分からないままやってた頃、
こんなに楽しかったんだ、このゲーム
って。
いつから私は今みたいな風に変わっていってしまったんだろう。


色は今日で全部集まりました。
膨大な数のコンテンツがある中で、
唯一『完全』を達成したコンテンツである
キャラバンの色集め。
みんなにはもう満足したっていったけど、
本当なのかどうなのか分からなかった。
でもそう言わないと
自分で線を引くことができなかった。
シュシュのキャラデリートしたくらいから涙が止まらなかった。
たかがゲームかもしれないけど、
私には思い出が多すぎた。
こんな事をいうのは最初で最後だけど、
そして
他人からすれば本当にどうでもいいことだけど
元々私がMHFを始めたのは1つの失恋がきっかけだった。
その相手が
ネカフェでMHFをやっていたのに同席してたのは覚えていた。
その頃の私はゲームなんてポケモンとレイトン教授のDSのやつしかやったことがなかった。
いつの日だったか、
些細なけんかで彼とは別れた。
でも私は彼のことが忘れられなかった。
そしてMHFの事を思い出して始めた。
何をどうしていいのかすら全然分からなかった。
チュートリアルとか公式のガイドとかもどうやって見ればいいのか分からなかった。
2ヶ月くらいただ武器を扱う練習をしていた。
だってまともに歩く事すらできなかったから。
クエストに参加するとかとんでもないレベルだった。
でも、
ひょっとしたらどこかにいる彼に会えるのではないかと思って
猛然とがんばった。
だけど、
会える保障なんてそもそもなかった。
キャラの名前も覚えてなかったし、
ましてサーバとかそんな知識とかもまるでなかったし。
でもその頃はそんな事分かるわけもなかったから
ただしゃにむに上達する事だけを考えてた。
そんな頃に一人のフレと出会った。
いつも一緒に遊んでいた。
色々な事を教えてもらった。
一緒にマカライト鉱石を掘りに行った。
一緒にグラビモスと戦って何度も時間切れで悔しい思いもした。
楽しかった。
どこかの団に誘われて2人で一緒に入った。
そこでもまた新しい出会いがあった。
自分の知らない世界がそこにあった。
闘神インドラのようにモンスターを蹴散らしていく先輩ハンターに憧れていった。
色々な事を教えてもらった。
そして自分でも考えるようになった。
サイトなどを使って調べて
知識の幅を広げるようにもなってきた。
私には知識と技術が必要だった。
どうしても必要だった。
もっと
たくさんの人に出会わなければならなかった。
1つの山の中だけではどうしても限界があった。
でもどうしていいのか分からずに自分で団を作った。
もちろん初めてのフレは付いてきてくれた。
大好きだった。
人を集めた。
何がどうとかまるで考えずにとにかく集めた。
でも、
秩序も何も設けずに運営していたおかげでいつも不安定だった。
そのたびにいつも何人ものフレに助けてもらっていた。
いつも誰かが助けてくれていた。
そんな頃に、
彼に出会った。
思い出したくもなかったけど
知らないヒトと一緒に歩いてた。
向こうは気づかないフリをしてすれ違っていった。
気づいていたのは知ってた。
でも呼びかけなかった。
そんなのできるわけないじゃん。
でも、
すでに私はMHFが純粋に楽しく感じていた。
きっと彼はもうMHFなんてやっていないだろうな、
とも思っていた。
フレを驚かせる為に、
そして手伝ってあげたい一心で野良でもどこでもクエに参加していた。
3日に一度は心が折れるような目に遭った。
けど、
今にして思えば
それはもう、みんなが当たり前のように言っている
『地雷』
だったのだろうと思う。
ろくな装備も持たずにずかずかと興味本位でクエに参加していたのだから。
すごく熱心な人が自分の団に入ってきてくれた。
当時は自分よりもHRは低くて一人でしか遊ばない子だった。
一緒に遊んでいた。
そしてその子は積極的に自由区で遊んでいた。
自分なりに装備とかも組み替えたりして
適応しながらやっていた。
そういった遊び方に影響を受けて、
色々な武器で遊べるようにまた練習を重ねていった。
いつの間にかその子は私よりもHRが高くなっていて
私が到底行けそうにないクエにガンガン参加していった。
うらやましかった、
というよりも
そんな子の団の団長である事に恥ずかしさと悔しさが芽生え
ただ自由に遊ぶ
という考えから
効率志向
に考え方をシフトしていった。
どんなモンスターも簡単に倒せるようになっていった。
そんな感じで遊んでいる時に、
初めてのフレの人から
『そういった感じの遊び方はできないから』
といったニュアンスの事を言われた。
暗に足を踏み入れた『効率』をそれとなく諌めていたのかもしれなかった。
次第にそのフレから距離ができてきた。
もちろんチャットとか共通のフレと一緒にいる時はいつも通りだけど、
2人で一緒の時は妙に気持ちがすれ違ってしまう。
そんな頃にもどんどん私を置き去りにHRが上がり羨望の装備をちゃくちゃくと揃えていく一人の団員。
心が不安定になっていた。
ある日、
私は団員に他の団へ行く事を勧めた。
どこがいいとか何も知らないけど、
きっといい所がある、
そう思っていたから。
その人は団を去り
別の団で活動していた。
そして、
追いかける目標を失い、
仲の良かったフレとも距離が出来てしまったので、
耐え切れずに団を解散した。
悔しかったけど、
私にはまだ人をまとめる力なんてなかった。
公式掲示板で新しく迎えてくれるところを求めた。
ほどなくして返事はいくつか返ってきた。
あまりにも多かったので決めあぐねていたら、
不意に個チャが入ってきた。
とにかく会ってみようって事になって
話をして、
まずは保留にした。
フレ数人と相談をして、
付き添ってもらった上でその団長さんと再度会ってみた。
ほどなくしてその団に入団。
結論から言うと、
自分のいた頃の団よりもさらに不安定なところだった。
でも、
トップではない、という余裕が働いていたのか、
積極的に団員を集めて指導をしていた。
そこの団長もたくさん団員を集めてきてくれた。
どんどん仲間が増えてきた。
団長も含めてみんな私を慕ってくれていたし、
私もみんなのことが大好きだった。
1つ何かを教えて
『ありがとう』って返される事が何よりのモチベーションだった。
ずっと背中を追いかけていたフレに
『もう自分よりも全然うまいよ』
って言われた時はうれしかったし
一緒にがんばろうって思った。
もうある程度の重指定にも対応できる装備が自然と組めるようになっていた。
どの武器でもそれなりに扱えるようになっていた。
自由区、求人区内でもある程度感謝されるほどの貢献も可能になってきた。
今年の夏ごろ、
仕事が急に忙しくて家にもほとんど帰られない時期もあって
課金そのものをしていなかったのでMHFで遊んでいなかった。
1ヶ月ほど空いてインしてみたら、
団員も更に増えていた。
少々浦島太郎な気分もあったけど
すぐに馴染む事ができた。
その後の狩人祭で団内でちょっとした諍いがあった。
厳密には私は絡んでいなかったけど、
団内にちょっとしたしこりができた。
団を去っていくものやすっかりインしなくなった人もでてきた。
それでも団長は経営を切り盛りしていた。
しばらくして、
なんとなく刺激に飢え始める自分がいた。
団を抜けることにした。
かといって、
どうしたものかと思ってしばらく過ごしていたら、
何度となく誘いを受けたことがある団から
そのタイミングでまた声をかけてもらったので
今度は入ってみる事にした。
活気があった。
だけど、
翌日から団長インしてこなくなった。
入団したその日、
私がログアウトした後に何やら揉め事があったらしく、
何人かそこで退団した事をその後で知った。
原因は結局分からなかったけど
ひょっとしたら自分が関係あるのではないか、
という気がしてきた。
被害妄想なのかもしれないけど、
明らかに私のあいさつだけを丁寧に無視をする人がいた。
露骨ではあったけど、
周りが何か指摘する風でもなかったし、
やっぱり気分は良くなかったし
肝心の団長もいくら待ってもインしてこなかったので
自主退団をした。
するとその直後に団長から個チャで
責められた。
どうやら隠密でインだけはしてたっぽかった。
はっきりとした理由はいえなかった。
こっちとしてもあまり大人げのある引き方ではなかったから。
でも、
元々雰囲気が合わない感じだったので、
別に抜けてよかった。
しばらくはどこにも入る事無く野良で過ごしていた。
ある日、一人のフレから団でも作ろうかって持ちかけられた。
少々面倒だなって思いながらも、
気持ちを切り替えて団長として再度団を立ち上げた。
フレは積極的に支えてくれる勢いだったので安心してメンバーを集めた。
とたんに
そのフレは休養宣言をしてきた。
いきなり支えを失ってしまった。
入ってきた団員もほとんど始めたばかりの人で、
私とは絡みにくいと思ったのか、
メンバー同士で絡んではいるものの、
私とは一切絡みがなかった。
そのうちの一人は時々呼びかけてくるけど、
1~2回ほどクエを手伝って素材が揃ったらもういい、って感じでしれっと輪からはじき出されていた。
4人いた団員はきれいに求人部屋でぴたっと篭り、
私は一人で蚊帳の外だった。
3人には入ってきた時以来あいさつをされた事すらなかった。
コミュニケーションが取れない、という理由で
団は解散した。
もうどうでもいいかなー、って思った頃に
2番目に入った団の団長から
『そろそろ戻ってきませんか』
と、
再び誘いを受けた。
断る理由がなかった。
新しい団員も増えていたけど、
元々私が知っている、もしくは連れてきている団員も健在で、
ほんの一瞬でまた溶け込めるようになった。
楽しかった。
だけど、
刺激に飢えていた事を思い出すきっかけになってしまった。
もう同じ理由では抜けられない。
そう思ってシュシュを新しく機能させた。
私の妹がちょっと興味を持った時に作ったサブキャラ。
程なくして別のサーバにリアフレがいる事を知ってそちらへ移動。
シュシュは速攻で一人ぼっちに。
C'zが寄贈した装備でうふふ出来たが
特に何も刺激はなかった。
誰かが全チャで団員募集をしていた。
全チャでの団員募集ってどういった人が来るんだろうなって思って
興味本位で近づいてみたら自分がゲットされてしまった。
でも、
チャットの内容を見ていると、
シュシュでは対応できないけど、
C'zなら一緒に絡めるかもしれない、
くらいのモチベのある会話がよく飛んでいた。
少しもとの団のメンバー達と相談をした結果、
『いってらっしゃいな』
と、
GOサインを出してくれた。
新しい団の団長も了解してくれた。
そしてその団の団員として出来るだけがんばるように勤めた。
入魂も積極的にこなし、
イベントなどにも参加していった。
PT募集にも率先して入るようにしていた。
すごくアクティブでとにかく前衛的なパワーのある団だった。
だけど、
目くるめく運営からのデレデレサービスに少し浮き足立っているのが見えてきた。
とかく効率に没頭しだして
下位や上位のメンバーとの距離が目立ってきたのが辛かった。
そういった話し合いが一度行われた。
具体的な改善案はその場で出てこなかったけど、
個人レベルで何とかしようと私は思った。
そして続く年末の運営デレ気。
人はプレミアムでSRを上げる事だけに必死になって、
簡単に難素材を集める為に思考停止で崖からサルを撃つだけの行為に全霊を込めていた。
私の知っている楽しいMHFは、
もうどこにもなかった。
むりやり気を遣ってくれる
大人な方しかそこには残っていなかった。
過去の栄光を語る気は毛頭ない。
でもそこに私の知る過去があった。
それだけの事だった。
こんな私も、
MHFでいえばもうずいぶんな高齢者だ。
もういいんじゃないかな、って。
ゴールさせていただきます。
キャラデリするためのキーボードが、
指が震えて名前が打てなかった。
涙は止まらない。
私はC'z、
家でも呼ばれてるシンボルネーム。
自分の手では削除できなかった。
こんな名前をつけてしまったばっかりに最後のけじめがつけられなかった。
でもこの名前だったから私はここまで続けられたんだ。
この名前をみんなが呼んでくれたからここまでがんばれたんだよ。
画面の向こうのC'zはいつでも、
画面の前に座っているしずよりも強くたくましく、
そして美しく、また楽しい子だった。
きっともうインする事はないと思うけど、
誰かの心の中にほんの少しだけでも残っていられたら、
という気持ちを込めて、
キャラデリはしない事にした。
がんばったよ☆

MHF、卒業します。
お疲れ様でした、良い狩りを☆
しずでした☆
以降は思い出残しのためにしばらく記事は書き続けていきます。
よければまた覗いていってください。
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