こうする事はそれとなく決めてはいた。
ただ、決め手となるきっかけがなかった。
ぼくはみんなが羨ましかった。
現状のニーズに適応していくみんなが羨ましかった。
それが出来ない自分に内心苛立つ事もあった。
でもそんな事をはっきり言ってしまう事も出来なかったから、
何とかしがみついてもがいてみた。
みんなが情熱的に取り組んでいる中で
うまく溶け込みきれない自分にずっとジレンマを感じていた。
流行に便乗したくても、
それがままならずに、その状況から自力で抜け出す事が出来なかった。
これまでは『欲しいもの』は何が何でも手に入れるようにしてきた。
でも今は、『欲しいもの』という定義そのものが不明確で、
今のニーズに適応できるように勤めようと努力はするものの、
これがなかなか追いつかない。
グダグダ書いたけど、
要は、団を抜けた、ということ。
団長には、具体的な命題のないニュアンスだけのメールを送っておいた。
早い話が『どうとでも取れる内容』で。
とにかくみんな足が速い。
人によってはまさに疾風の如く。
『大丈夫、一緒に走ろう☆』
という声は聞こえるけど、
本人は遥か前を走っていたりする。
MHFにおいてぼくが誰かに誇れるものなんて無い。
一つあるとするならば、
誰もが楽しくないような事を楽しむことが出来る。
って事くらいかな。
でも、誰も楽しく思わないんだから
その価値観を共有することが出来ない。
『そんな事やってる暇あったら他にやる事あるでしょ?』
ていう、言葉にならずともその雰囲気を感じることはある。
思い過ごしかもしれないね。
でも、そう思ってしまうとそれがすごくストレスになるから、
どうしようもない。
一緒にいたいけど価値観がずれていくのが怖い。
団を抜けるきっかけは、
今となっては『配慮』と解釈している。
言葉には『表と裏』があると思い、
表面上の言葉に痛みを感じたら、
その裏を見るように努力する。
そうすれば痛みをいくらか軽減できる気がするから。
そうじゃない、本当に言いたいのはこういう事だよ。
という含みの部分を探す方が気分が楽になれるから。
そして本人もそう言いたかった、と信じたいから。

今の自分は、
MHFに限らず人生でも大きなターニング・ポイントに立っている。
本当に何か大きな変化が自分に待っているから、
うやむやにしている気持ちを洗いざらい吐き出して、
新しい事に立ち向かえるスタンスを作らなければならないと思う。
正直ぼくと関わるのはめんどくさいと思う。
それは自分でも自覚しているし。
これまでもたくさんの人が親身に話を聞いてくれたり
助言をしてくれたりしたけど、
気づけば周りからいなくなっている。
さすがにもう慣れてしまったけど、
それでも傷はつくんだよね。
『ゲームなんだからもっと気楽にやれば?』
とか言われても、何か違う。
機械だけを相手にするのとは違い、
そこに人がいる、というのは大きい。
うっかり入り込んだこの世界から抜け出すのは簡単じゃないよね。
それでも『自分の向いている方向も正しい』と思えるように、
たかがゲームも手を抜かずに遊びたい。
ぼくはまだまだポジティブです☆
しずでした☆
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