いやー、
ひさっびさに本気出したね。
まれに見る会心の出来っていうのかな。
チョコケーキ。
うん、
割と浮かれずにきちんと思いをこめて作ったので写メとか撮ってないよ。
週に2回ほど行っているジムにケーキ持って行く。
いつも通りのメニューをこなして時間を過ごす。
自分なりには平静でいたつもりだけど、
たぶん落ち着きはなかったかもしれない。
ところどころ記憶がなくなっていたりするから。
汗を洗い流そうとお風呂へ向かっていたら、
ジムのインストラクターのお姉さんの一人が走ってきて、
ギフト包装してある手の平くらいの大きさの箱を渡してきた。
『あ、そういうのじゃないから気にせずにどうぞ☆』
そういうの。
どういうのだ?
もらったのはうれしいけど、
今日はそれが目当てじゃない。
まずはお風呂だお風呂。
無駄に長湯したさ。
時間にはまだ早いから。
軽くのぼせたさ。
熱いお風呂は苦手だから☆
よき頃合いを見計らって脱出。
これから決戦場に向かわねばならない。
でも相手は飛竜種アカムでもなければ古龍種バルカンでもない。
霊長類ヒト科ヒト目ニンゲンがお相手。
ロッカーで服に着替えて自前で丁寧に包装したブツを持ってジムから退出。
そしてそのままジムの従業員出入り口の見えるところへ移動。
雪が冷たいので少し建物の庇の下でしばらく待つこと20分くらい。
一人の男性が出てきた。
ちなみに、
その時点では、彼に対して特別な感情を持っていたわけではなかった。
持っていたわけではなかったけど、
ちょっと
自分に自身を持ちたかった。
彼を利用するとか、
そういうのじゃないけど、
『恋』はこれがうまくいってからでもいいかな、って思った。
なんかおかしくね?
順番が逆くね?
って思われるだろうけど、
そんなことくらいあほな自分でも分かってる。
でもそうしたいと思ったからそうした。
『あの、これ、どうぞー』
とか、たぶんそんな感じで差し出した。
『え?くれるの?』
なんで待ち伏せしてまで丁寧に包装した箱を見せびらかすのさ。
あげる為に決まってるでしょーが。
『あ~、あと1ヶ月早かったらめっちゃ喜んでもらえたんやけどな~』
…?
『この前彼女出来てなー』
ああ、
なんだ、
そうだったのね。
去年末のクリスマスの時は『一人ぼっちで寂しいわ~』とかいってたから
てっきり今もそうかなーって、思いっきり早とちりしたぜ。
『あー、でもどうしよかなー。●●(おいらのあだ名)ちゃん明日の夜は空いてる?』
ふぅ。
終了です。
空いてるけど空けません。
『あ、いや、ちょっとついでに作ったから持ってきただけなんで…』
今思えば、
っていうか言った瞬間に思ったけど、
いくらなんでもウソばればれでしょ、これ。
でも、
ちょっと彼の軽率な言動のおかげでしらけちゃったよ。
別にまだ好きになったわけでもなかったし、
この時点で素が見れたのはむしろ良かったのかもしれないね。
と、いうわけで、
昨日は、
軽く振られてきますた☆
『このケーキどうします?彼女いたらさすがにまずいですよねぇ?』
『明日もらえる?今日はちょっと無理かなぁ』
だから“明日”って何なんだよ。
『いや、これはさっきもらったやつで、自分じゃたべられないなーって思ったんで渡そうと思っただけなんで』
もうね、
こっちも最低のウソしか出てこないわけよ。
『でもやっぱりせっかくなんで自分で食べますー』
とか言いながら出来るだけ焦ってると思われないように
ゆっくりと引き返して歩いた。
『●●ちゃんごめんねー』
が、なんだか妙に刺さるような気がした。
持って帰って部屋にこもって一人でケーキをもしゃもしゃぺろぺろ。
あーなんてこったぃ。
めっちゃおいしい。
こりゃ食べられなかったら後悔してたな、うん。
一人で食べきるにはちょっと、多過ぎた気がするけど食べきったよ。
後半はかなりフードファイトだったけどね。
でもなんだかスッキリしたよ、色々な面でね。
今は仕事も楽しいし体動かすのも楽しいしMHFも楽しいし。
ちょっとアクセントで恋でもさらっとしてみようか、
なんて軽く思ってみたけど今回はこんな結果に。
ところが不思議なもので、
今回の件をきっかけに、
なんか自分に自信が持てたところもあるみたい。
この日は、
それに気づくことが出来た、ある意味貴重な一日だったかもしれない。
悲しんだり落ち込んだりっていう感覚は全然なかったなぁ。
変な気分。
そしてまた普通にあのジムにはこれからも通うだろうね。
もちろん彼には今後もジムでのインストラクターとして
きちんと指導してもらうんだけど、
それ以外に関してはもちろんOut of 眼中だぜ。
とりあえずそんな感じ~☆
たぶん昨日か今日辺りで課金切れてるな。
さてと、
どうするかな。
しずでした☆

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